- 仕事を教えてくれた先輩に申し訳ない
- 上司に退職を切り出すのが気まずい
- 職場の人に辞めることを知られたら悪く言われるかも
新卒で入った会社を辞めるとき「申し訳ない」と感じるのは当然です。
申し訳ないからといって今の職場に居続ければ問題が解決するでしょうか。
この記事では、きっぱり退職するための5つの思考法や新卒退職での注意点を解説します。私が損害サービスを辞めるまで4年間かかっ体験談も紹介します。
この記事を読めば、周りに気を遣い過ぎて、自分のやりたいことができない今の状態を抜け出せます。
新卒社員が退職を申し訳ないと感じる理由

新卒で入った会社を退職するのに申し訳ないと感じる3つの理由を解説します。
辞めるのは甘えだと考えているから
新卒での早期退職を「甘えだ」と思っていることが、後ろめたさを感じる原因です。『石の上にも三年』という言葉もあり、「すぐに辞めるのは良くないこと」とインプットされているためです。
でも、今の環境が心と身体を疲弊させているのであれば、無理に会社に居続けることが正しい選択とは限りません。
先輩・上司への裏切り行為だから
先輩や上司に対して、裏切り行為だと感じる人もいるでしょう。先輩や上司はあなたに、社会人の基本や仕事の進め方を教えてくれたり、困ったときに手を差し伸べてくれたりしたはず。
ただ、先輩や上司のために働いているわけではありません。自分のキャリアだけを考えても大丈夫です。
両親に後ろめさを感じるから
両親に後ろめたさを感じる人もいます。つらいときにはサポートしてくれて、就職も喜んでくれたはずです。
社会人になったら、「恩返しをしたい」と思っている人は「新卒でせっかく入ったのに申し訳ない」と感じるでしょう。
新卒退職は本当に後ろめたさを感じる必要があるのか
新卒退職に後ろめたさを感じる必要はありません。
早期にミスマッチに気づき、自分に合った仕事に就いた方が時間を無駄にしません。退職したい原因を洗い出し、自分に合った仕事を見つけるまでの経験を今後に活かすことが大切です。
「申し訳ない」気持ちを吹き飛ばす5つの言葉

退職を「申し訳ない」と感じにくくする5つの言葉は次のとおり。
周りはあなたの退職にそれほど興味はない
1つ目は『周りはあなたの退職にそれほど興味はない』です。3回転職した私も同意見です。
1社目を退職するときは、「私が辞めるって言えばみんな心配してくれるかな」なんて考えていました。
でも、私が辞めたとしても、周りの人の仕事に影響はないのです。(仕事を割り振られるのはしんどいです。)裏を返せば、もっと気楽に考えて良いということです。
仕事は誰かがやってくれる
2つ目は、『仕事は誰かがやってくれる』です。あなたが辞めても仕事は回ります。会社は、業務を分担し、組織として機能する仕組みがあるからです。
「自分が辞めたら仕事が回らない」と考え込む必要はありません。
仕事が人生のすべてではない
3つ目は『仕事が人生のすべてではない』です。仕事はお金を稼ぐための手段と考えて、趣味やライフプランを重視するのもありです。
あなたの能力は、今の会社だけでしか活かせないものではありません。新しい環境でさらに成長できる可能性があります。
後ろめたさは意外とすぐに消える
4つ目は『後ろめたさは意外とすぐに消える』です。
最初は後ろめたさを感じるかもしれませんが、時間の経過とともに薄れます。社内の人に退職のことを話していなければ、何も感じなくて大丈夫。
先輩や同僚に知られるのは、退職の1~3カ月くらい前です。誠実に退職の手続きや引継ぎの対応をすれば何の問題もありません。
自分の人生だから周りの人を気にする必要はない
5つ目は『自分のための人生、周りの人を気にする必要はない』です。はじめての転職のときは、周囲の目を気にしすぎたばかりに、「自分は何をしたいのか」という肝心な部分を見過ごして、4年が経過してしまいました。

もっと自分を第一に考えていれば、もっと早く辞められたかもしれません。
申し訳ないからといって会社に居続けるデメリット
無理に会社に居続けるデメリットは次のとおりです。
体調を崩す
無理して働き続ければ、いつか体調が崩れます。長時間の労働や、仕事に追われる環境は心身ともに疲弊します。周りの人の反応をうかがうより、自分のこころとからだに目を向けてください。
転職するのが難しくなる
年齢が上がると、未経験業界・職種への転職は厳しくなります。未経験OKの求人は20代がメインです。年齢が上がるにつれて、即戦力を求められます。選択肢が狭くなる前に行動するのがおすすめです。
スキルが身につかない
やる気がないままで働き続けても、スキルが身につきません。現状に満足してしまい、新しい分野を学んだり、挑戦したりできないからです。
新卒で退職するときの注意点


もし、あなたが新卒社員で退職したいときは、次の5つの注意点をおさえてください。
退職の話をするタイミングに気をつける
退職の話をするタイミングに気をつけましょう。繁忙期に伝えると、上司の時間が取れなかったり、真摯に話を聞いてもらえない可能性があります。損害サービスの場合、3月・9月は、備金などがあるため避けるべきです。
いきなり上司へ相談しない
上司に話す前に信頼できる先輩に話してみてください。同じ経験をした先輩なら、具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。
損害サービスの先輩は、様々な苦悩を乗り越えてきているはずです。一人で悩まず、頼れる人に話してみてください。
誠意ある対応を心掛ける
退職を伝えてから最終出社日まで、誠意ある対応をしましょう。誠意ある対応は、円満な退職につながります。
- できるだけ事案を進めておく
- 後任者のために未払い案件をまとめておく
- 新規ストップするまでは周りと同じように受付する
などできることがあります。最終日まで感謝の気持ちを忘れずにしましょう。
転職先が決まってから言う
次の仕事が決まってから、退職の旨を伝えます。上司から引き留めにあって、退職できなくなるのを避けるためです。
事前に信頼できる先輩に相談しておくのも良いでしょう
引継ぎは丁寧に行う
後任者の立場になって、引継ぎは丁寧に行います。
- 示談できそうな案件は解決しておく
- 未払い案件の進捗や注意点をまとめたリストを作成する
- 定期コンタクトができていないものは連絡しておく
などです。
【失敗談】新卒で入った損害サービスを退職した話


新卒で入った損害サービスを辞めるまでに4年かかりました。正直、もっと早く辞めればよかったです。私の失敗談が、あなたの後悔のない選択につながれば幸いです。
辞めて後悔していること
損害サービスを辞めて後悔していることはありません。年収はダウンしましたが、損害サービスを辞めた喜びの方が大きかったです。
なぜ辞めるまで4年もかかったのか
入社して半年で「辞めたい」と思っていました。過失案件をはじめたころです。でも、すぐには辞められませんでした。
原因は、周りの人への後ろめたさ、新卒で入った会社を辞めてはいけないという固定概念です。この考えのせいで私は、仕事に前向きになれないまま働き続けることになりました。
どうすれば防げたのか
先述した5つの思考法を取り入れていれば、もっと早く決断できたはずです。あとは深い自己理解です。
深い自己理解をしていれば、自分に合った仕事に巡り合えていたでしょう。ネガティブな想いを抱えたまま働き続けるのは、時間がもったいなかったです。
よくある質問


ここでは新卒退職によくある質問を紹介します。
退職の旨の伝え方を知りたい
退職の話は、直接上司にします。上司の都合の良い時間を聞いて、二人だけで話せる場所で伝えます。
「〇〇さん、お忙しいところすみません。実は、〇月〇日をもって、会社を辞めさせていただきたいと考えています」と、はっきりと伝えましょう。
感謝の気持ちと、辞める理由をわかりやすく丁寧に伝えます
退職を言い出しづらいときは?
上司に言いづらい場合は、まずは同僚や先輩に話してみましょう。
同僚や先輩の方が、同じ目線で悩みを聞いてくれて、具体的な解決策が見つかるかもしれないからです。一人で悩まずに、誰かに頼ってみてください。
新卒で入った会社を半年以内で辞めるのはまずい?
民法では、申し出から2週間を経過すれば退職できるとされています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する
参照:民法627条『期間の定めのない雇用の解約の申入れ』
在籍期間が半年でも違法にはなりません。ただし、会社の就業規則に『1か月以上前に申し出ること』と記載がある場合があります。その場合は、就業規則が優先されるケースもあるので注意が必要です。
新卒で早期退職すると不利になる?
新卒での早期退職が、転職活動で不利になるとは限りません。
企業は、
- なぜ辞めたのか
- その経験から何を学んだのか
- 今後どうしたいのか
を知りたいからです。
早期退職の経験を反省しつつ、成長意欲や将来への考えをもっていれば大丈夫です。
「申し訳ない」よりも「自分の未来」を選ぼう
「申し訳ない」という気持ちだけで、損害サービスに居続ける必要はありません。この記事で紹介した5つの考え方を身につければ、自分らしい未来のための一歩が踏み出せます。
自分らしさを見つけるためには深い自己理解も必要です。このサイトには、損害サービスで働く人が自己理解を深めるための記事があるので、ぜひ参考にしてください。
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