メンタルヘルス・マネジメント検定を受けるなら、なるべく時間をかけずに合格したいですよね。この記事はメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種の合格体験記です。私がスキマ時間をメインに約45時間でⅡ種とⅢ種に合格した方法や「もっとこうすれば良かった」と後悔したポイントを紹介します。
2025年3月メンタルヘルスマネジメント検定のⅡ種・Ⅲ種に同時合格することができました。


公式テキストを読み込んで、出題数の多かった項目をランキング形式で紹介していますので合わせて読んでみてください。
受検を決めた2つの理由

私がメンタルヘルスマネジメント検定を受検した理由は2つです。
- メンタルを自分でコントロールできるようになりたかった
- 世の中のメンタルヘルス制度を理解したかった
しみ新卒で入社した損害サービスの仕事がきっかけでメンタルが崩れ始めました。
またメンタルが落ち込んだときに自分で解決できるようになりたくて、メンタルヘルスを学ぼうと決めました。また、自分だけではなく、周りの人がつらそうにしているときに手を差し伸べられるように知識を身につけておきたかったからです。
Ⅱ種とⅢ種の違い
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種とⅢ種について、公式サイトでは次のように説明されています。
Ⅱ種(ラインケアコース)
部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。引用:メンタルヘルス・マネジメント検定試験
Ⅲ種(セルフケアコース)
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。引用:メンタルヘルス・マネジメント検定試験
私が両方勉強してみて感じた、Ⅱ種とⅢ種の選び方です。
- 自分でストレスに気づき、対処して、緩和できるようになりたい
- つらくなったときにどのようなサポートがあるのか把握しておきたい
→Ⅲ種で十分だと思います。
- 部下がいるもしくは将来的に部下ができる
- ほかの人のメンタルヘルスの問題にどうやって関わるかを知りたい
→Ⅱ種を受けた方が良いです。
ちなみに私はⅡ種とⅢ種どちらも受けましたが、部下はいませんし、できる予定もありません(笑)好奇心旺盛な私にとって勉強になることが多かったので、結果的に受検して良かったです。
試験当日の様子


試験当日30分くらい前に会場に到着すると、すでに3分の1くらいの人が来ていました。係の人がいるので、自席へ迷わず行けます。
机の上に出せるのは受験票・本人確認資料・鉛筆シャーペン・消しゴム・ティッシュです。シャーペンの芯は中身を出すように言われました。
Ⅱ種の試験スタート
試験はⅡ種からで時間は120分ずつです。試験開始から30分後に途中退出ができます。



Ⅱ種の試験では、30分で退出する人もチラホラいました。私は3割くらい終わった状態でした。
終了の15分前までに自信がない問題の見直しまで終わりました。終了の10分前からは退出不可です。
Ⅲ種の試験スタート
会場でお昼を食べて、少しⅢ種の復習をしました。Ⅲ種の試験時間も120分です。Ⅱ種と同じく開始30分で途中退出が可能です。



90分くらいで全問見直しが終わったので、途中で退出しました。
合格までにかかった時間は約45時間
私がメンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種の試験勉強に費やした時間は、約45時間です。これは机に向かった時間だけではありません。電車の中や身じたくしながらの勉強時間を含みます。勉強時間の内訳は、以下のとおりです。
- 机に向かって勉強:約25時間
- 電車の中:約15時間
- YouTube聞き流し:約5時間
1日あたり約1時間~1.5時間です。勉強は平日メインでやりました。
試験にかかったお金
試験に費やしたお金は、試験費用とテキスト代の合計13,760円です。
内訳
- Ⅱ種:7,480円
- Ⅲ種:5,280円
- テキスト:1,000円(メルカリ)
使って良かったテキスト
私が使ったテキストは、翔泳社の『安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定II種・III種 テキスト&問題集 第3版
このテキストが良かったポイントは、次の3つです。
- Ⅱ種とⅢ種の対策が一冊でできる
- 重要部分は赤字になっているのでポイントを絞りやすい
- 章ごとの復習問題、模擬テストがあるので反復学習ができる
過去問は『メンタルヘルス・マネジメントⓇ検定試験 II種ラインケアコース 過去問題集〈2025年度版〉
使って良かったYouTube
役に立ったYouTubeは、公認心理士赤田太郎さんの『メンタルヘルス・マネジメント検定対策講座』です。
Ⅱ種とⅢ種それぞれの講座が用意されています。
特に良かったのが、
- 試験で出るポイントを強調してくれる
- 解説がわかりやすい
- 試験範囲以外のメンタルヘルスの知識が身につく



朝の身じたくをしながらの聞き流し学習にぴったりです。
効果があった勉強法
Ⅱ種とⅢ種に一発合格した私が、効果があった勉強法を紹介します。
- テキストを3周する
- 過去問を4回以上解く
- YouTubeでながら勉強
- あと1点をとるための見直しノートをつくる
具体的な勉強法を解説します。
テキストを3周する
一つ目はテキストを3周することです。
- サラっと読む
- 内容を理解しながら読む ※章末問題にチャレンジ
- 2回目で理解できなかったところを中心に読む
テキスト1周目
覚える目的ではなく、試験範囲の概要をつかむ。「なるほどね~こんな問題が出るんだ~」くらいのテンションです。パラパラと気楽に読み流します。
テキスト2周目
用語や文章を理解しながらしっかり読む。1回で理解できるところと、よくわからないところが出てきます。理解できなかったところに印をつけておくと後で振り返りやすいです。
テキスト3周目
理解できなかったところを中心にじっくりと読む。2回目でわからなかったところを中心に読みます。必要に応じて、ネットやYouTubeで調べながら理解します。
過去問を4回繰り返す
テキストを3周(もしくは2周目が終わったら)したら、過去問に取りかかります。
- 全問解く
- もう一回全問解く
- 1,2回目でできなかった問題を解く
- 1~3回目でできなかった問題を解く
過去問1回目
全問を解きます。合格点に届かなくてOKです。とにかく全部を解いてみて雰囲気を掴みます。
過去問2回目
もう1回すべての問題を解きます。2回正解した問題はほぼ完ぺきです。
過去問3回目
1、2回目で間違えた問題だけ解きます。
過去問4回目
1~3回目で間違えた問題だけ解きます。
印(★)が多いところ=苦手ポイントとわかりやすくなります!
- ★★★★:大の苦手、要復習、テキスト読み込む
- ★★★:要注意、テキストで復習
- ★★:ちょっと注意
- ★:余裕があったらもう1回チェック
- 無し:ほぼ完ぺき
YouTubeの聞き流し学習
YouTubeの聞き流しも効果がありました。電車の中や身じたくの時間で、YouTubeを聞き流したり、問題を解いたりしました。限られた時間の方が意外と集中できます。
あと1点をとるための見直しノートをつくる
自分の苦手なところだけノートにまとめるのがおすすめです。
- テキストであまり理解ができなかったところ
- 過去問で何回も間違えたところ
をまとめておけば、試験直前に苦手なところだけ見直しができます。直前に見直したものが、得点につながる可能性もあります。
テキストに直接書き込む
過去問を繰り返しやっているときに、テキストに直接書き込むのがおすすめです。
- 過去問には出てきたけどテキストには載っていない情報
- 自分で調べた+αの情報
を直接テキストに書き込みました。すべてをノートにまとめる時間はありませんし、過去問の振り返りをしたときに目に入りやすいからです。
もっとこうすればよかった……!


ここからは、私の受検体験をふまえて、後悔したポイントを紹介します。
テキストだけではなく、国の公式サイトなどで概要をつかむべきだった!
試験では、過去問やテキストの赤字以外のところも問われることがあります。よく出てくる制度や法律などは国の公式サイトで詳しく見ておけばよかったです。
過去問だけではなくテキストの”重要ポイント”を読み込むべきだった!
過去問には出てこないけど、テキストには『重要ポイント』と記載がある部分をあまり読んでいませんでした。過去問の学習が中心になっていたからです。
問題を覚えるのではなく内容を理解すべきだった!
過去問を何度もやっていると、問題を覚えてしまいます。問題は解けるためできたつもりになっていました。でも、少しでも違う出方をすると解けなくなっていました。
難しかったポイント


私が勉強してみて、難しいと感じたポイントを共有します。
似たような用語や法律がわかりづらい
検定では漢字ばかりで似たような用語が多く出てきます。
たとえば
- 労働安全衛生法、労働基準法、労働契約法(安全配慮義務)
- 労働災害補償保険と労働基準法の災害補償責任
- ADHDとASDの特徴
テキストを読み込んで、しっかり理解しておくことが大切です。
数字の正誤を問う問題が出される
検定では数字の正誤を問う問題が出ます。
たとえば
- 新職業性ストレス簡易調査票の質問数
- 法律が制定された年
検定は選択式であるものの、数字を問われると理解していないと点数が取れません。
専門的な内容が出る
検定では精神疾患などの専門的な知識が問われることもあります。
たとえば
- メンタル不調の病名と特徴
- 精神的な病気に使われる薬の名前と効果
最初は難しいかもしれませんが、繰り返しインプットすれば知識が定着します。
ある程度勉強しないと受からないメンタルヘルスマネジメント検定


メンタルヘルスマネジメント検定は、一定の勉強時間が必要です。今回説明した次の5つをやれば合格できるはずです。
- テキストを3回読む(1回目:サラっと/2回目:理解しながら/3回目:間違えた箇所を中心に)
- 過去問を4回解く(1・2回目:全部解く/3・4回目:間違えた問題を中心に)
- スキマ時間にYouTubeを聞き流す
- 自分専用の見直しノートをつくる
- テキストに直接書き込む
必ずしも机に向かって勉強する必要はなく、日々のスキマ時間で十分対策が可能です。大切なのは繰り返し学習することです。
ゆるく勉強して、合格を勝ち取ってください!











