損サから転職を考えているけど、強みなんてない…。
この記事では、下記のようなお悩みを解決できます。
- 損サで働いた経験をどう強みに変えたらいいのかわからない
- そもそも自分には強みなんて無い…
- 実際の面接ではどのように話せばいいのかわからない
元メガ損保社員の損害サービスの私が、損サならではの強みを紹介します。
この記事で紹介する強みをもとに自己PRを作成すれば、希望の仕事に就ける可能性がぐんと上がります。
記事の最後には、面接で使える自己PRもあるので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
【結論】損サの強み5選
まずは結論からいきます。
タップで詳しい解説に飛べます!
では、損サで働いているとなぜ強みがないと感じてしまうのでしょうか。
損サの強みがないと思ってしまう理由
損サの仕事内容が特殊だから
1つ目の理由は、損サの仕事内容が特殊すぎるからです。
事故という非日常かつマイナスの状況の人への対応するスキルは、平常の人を相手する接客とは異なります。
また、約款解釈スキルや保険約款の知識は身についても、業界特有の知識で他業種に活かしづらいと思われているでしょう。
損サで働いたスキルって、どう活かせば良いんだろう?
他の仕事につながりにくい損サにいて「自分は何の強みもない」と感じてしまうのは仕方ないことなんです。
同じことの繰り返しでスキルアップしている感覚がないから
2つ目の理由は、繰り返しの業務が多く、スキルアップを感じられないからです。
毎日、
事故受付→初動→過失交渉→保険金支払い
の繰り返し。
事故対応という難しい仕事にも慣れて、成長を実感できなくなり、「自分には強みがないな…」と感じることも。
色んな人から怒られ過ぎて自信をなくしているから
毎日色んな人に怒られるのも、強みがないと思う原因の一つです。
日々、色んな人に怒られ続けていると、相手の言っていることが正しく思えて「私が悪いんだ…」と徐々に感じるように。
そうして自信をなくした人が、「自分に強みなんかあるわけない」と感じてしまうのも当然ですよね。
自分が責められているかのように感じてしまい、自信をなくしました…。
強み5選を詳しく解説!!
マルチタスク能力がある
マルチタスク能力とは、「復数の業務を同時に進め、短期的に切り替えしながら処理できる能力のこと」をさします。
毎日大量に来る新規案件と未解決案件。
初動の電話を掛けようとしたら、別件の契約者から連絡が来て対応、その間に別の新規が来て、、。
そのような業務をこなしている損サのみなさんは、胸を張ってマルチタスク能力があると言えますね。
小難しい文章を理解してわかりやすく伝える力
損サで働く人は、分かりやすく伝える力があります。
ややこしい約款を保険に詳しくない契約者に伝えなければなりません。
有無責に関わる場面では、言葉選びにも気を遣われていると思います。
電話応対に限らず、ライティングにも活かせますね。
冷静に状況を判断できる力
損サで働くみなさんは、冷静に対応する力があります。
感情的な人を相手に過失割合や法律について話すにためは、感情に流されずに対応する力が必要ですよね。
冷静に状況を判断して対応できる力は、相手が法人・個人かを問わず活かせるスキルです。
学び続けられる力
損サで働く人は、学び続けられる力があります。
業務の中で何気なく行っていますが、商品改定があったとき、過失割合の勉強、法律知識など多くのことを学んでいると思います。
仕事とはいえ、新しい知識を入れ続けるのは簡単ではないので、立派な強みと言えるでしょう。
対人折衝力
損サの方々は、対人折衝力があります。
損サでやり取りする関係者
損サ業務では、円滑な事故解決のために、こんなにも多くの関係者とやり取りしています。
- 契約者
- 相手方(相手保険会社)
- 保険代理店
- 修理工場
- レンタカー会社
- 医療機関
契約者の意向や有無責なども加味して進めるのですから、損サのみなさんには対人折衝力があると言えるでしょう。
強みは誰にでもあります!
強み=仕事で活かせる経験やスキル
転職活動の「強み」は、仕事で活かせる経験やスキルのことをさします。
損サの仕事の場合
- 月に〇件の新規事故を受付けして、▲件の事故を解決
- 常に◇◇◇件の未解決案件を持ちながら、新規事故も平行して対応
このように、損サのみなさんが日々当たり前のようにやっている業務も立派なスキルや経験になります。
「売上○○%アップ」、「○○人ものお客さんと成約」「社長賞を受賞」などの輝かしい功績だけが強みになるわけではないんです。
「長所」との違い
強みは、先述の通り、「仕事で活かせる経験やスキル」です。
一方で、長所は「その人が持っている性格・人柄」をいいます。
誰でも強みはあるんです
「私に強みなんてない」と思っている人にも、必ず強みはありますが、見つかるまでには時間がかかってしまうのも事実。
次に紹介する損サの強み5選を参考にすれば、自分の強みを見つけるのがぐんと楽になるので、ぜひチェックしてみてください。
面接で使える!自己PR
転職における自己PRの構成
自己PRの構成は以下の通りです。
- 自分の強みを述べる
- 具体的なエピソード
- 実績を表わす数値
- 応募企業でどのように活かせるのか
このような構成で書くことで、あなたの強みが面接官に伝わりやすくなります。
次から自己PRの例文を紹介します。
①マルチタスク処理の例
マルチタスク能力を自己PRで伝える場合以下のようになります。
たとえば
- 私の強みは、マルチタスクができることです。【①自分の強みを述べる】
- 現職では、新規案件の電話を掛けようとした際に、既存案件の電話が入るなど、同時に対応すべき場面も多々あります。【②具体的なエピソード】
- その結果、月に100件の新規事故を受付しながら、常に150件以上の未解決案件を並行して対応できるようになりました。【③実績を表わす数値】
- このマルチタスクのスキルを活かして、電話応対や事務処理など多くの業務を正確かつスピーディーに行います。【④応募企業でどのように活かせるのか】
②難解な文章をわかりやすく変換してわかりやすく伝える力の例
わかりやすく伝える力を面接で伝える際は以下のようになります。
たとえば
- 私の強みは、難しい言葉や文章をわかりやすく伝えられるところです。【①自分の強みを述べる】
- 現職では、小難しい保険約款を解釈した上で、保険金支払い可否について契約者へ説明しています。
契約者からは、「わかりやすい、よく理解できた」との言葉を頂くこともあります。【②具体的なエピソード】 - お客様アンケートで、月5件の満点評価をもらうことができました。【③実績を表わす数値】
- 小難しい文章や言葉をわかりやすく伝える力を活かして、煩わしい手続きなどのマニュアルを作成するなど部署の業務効率化に貢献したいです。【④応募企業でどのように活かせるのか】
③冷静に状況を判断できる力の例
次は、「冷静に状況を判断できる力」をアピールする際の例です。
たとえば
- 私は、どのような状況でも冷静に判断することができます。【①自分の強みを述べる】
- 現職では、交通事故という特殊な状況で感情的になっている契約者や相手の方が多くいますが、感情に流されずに過失割合や保険金支払い可否の判断をします。【②具体的なエピソード】
- このスキルがあるからこそ、月に100件以上の案件を処理できていると自負しております。【③実績を表わす数値】
- 現職で培った冷静な判断力で、繁忙期でもミスなく正確な業務をしていきます。【④応募企業でどのように活かせるのか】
④学ぶ姿勢があるの例
学ぶ姿勢があることを自己PRで使用するときの例です。
たとえば
- 学ぶ力は人一倍あると自負しております。【況でも冷静に判断することができます。【①自分の強みを述べる】
- 現職では、毎年の商品改定に対応しながらお客様対応をする必要があるので、日々の勉強がかかせません。【②具体的なエピソード】
- 週に1回行われる部署内での勉強会の後には、必ず自宅や通勤電車内で30分ほど復習して知識をアップデートしています。【③実績を表わす数値】
- 常に学ぶ姿勢がありますので、商品知識や新システム導入などの最新情報をいち早く習得して、周囲に伝えられる人になりたいです。【④応募企業でどのように活かせるのか】
⑤対人折衝力の例
最後に、対人折衝力の例です。
たとえば
- 私は、対人折衝力があります。【①自分の強みを述べる】
- 円滑な事故解決と適性な保険金支払いのために、事故当事者をはじめ、代理店、修理工場、医療機関など多くの関係者の間に入ってやり取りしています。【②具体的なエピソード】
- 毎月100件以上の交通事故を示談解決できているのは、対人折衝スキルがあるからこそだと自負しております。【③実績を表わす数値】
- この対人折衝スキルは、貴社の営業事務業務で活かせると考えます。【④応募企業でどのように活かせるのか】
それでも強みが見つからない場合は
無料の自己理解ワークをやってみる
まずは、無料の自己理解ワークに取り組んでみましょう。
一回で簡単に見つかるものではありませんが、じっくり取り組むことで必ず強みが見つかるワークになっています。
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転職エージェントを利用する
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まとめ
最後に今回のまとめです。
損サで働いているのに「強みがない」と思ってしまう理由
- 仕事内容が特殊だから
- 同じことの繰り返しでスキルアップしている感覚がないから
- 色んな人から怒られ過ぎて自信をなくしているから
転職活動の「強み」は、仕事で活かせる経験やスキルのことで、誰にでもあるものです。
損サの強み5選
- マルチタスク
- 難解な文章をわかりやすく変換してわかりやすく伝えられる
- 冷静に状況を判断できる
- 学び続けられる
- 対人折衝力
これらの強みを使って、面接で使える自己PR例を紹介しました。(※タップで戻れます)
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損サのみなさんが、自分らしく働ける仕事につけるのを心から願っています。