- 生保の営業を辞めたいけど辞められない
- 保険業界が特殊すぎて、ほかの仕事ができる気がしない
- 生保の営業から転職した人はどんな仕事してるの?
生命保険の営業を、辞めたいけど辞められない人という方は多いのではないでしょうか。「保険業界は特殊すぎて、ほかの仕事に活かせない」と思い込んでしまい、辞められない人もいます。
この記事では、生命保険の営業を辞めるタイミングや辞められないときの対処法、転職活動で活かせるスキルを解説します。自分のスキルを言語化して、今のつらい状況から脱出しましょう。
生命保険の営業の一番のやめどきは「絶対に辞めてやる!」といった熱い想いがあるときです。周りへの罪悪感、自分はスキルがないとの思い込みから、今の場所から抜け出せなくなる人もいます。生保を辞めた経験者の声でもわかるように、過酷な現場で培ったスキルは、転職活動でも活かせます。大切なのは、これまでの経験やスキルを振り返って「ほかの仕事でもやっていける」という自信をもつことです。自分の内側から湧き出てくる自信こそが、生命保険の営業から解放されるきっかけとなります。
このブログでは、生命保険の営業から転職した方へアンケートを実施しました。
<アンケート概要>
- 回答数:33名
- 期間:2025年9月~2026年1月
- 方法:クラウドワークスで募集
参照:クラウドワークス
生命保険の営業のやめどきは?おすすめの辞めるタイミング

生命保険の営業をやめるタイミングは、心と身体が限界を迎えているとき、キャリアの選択肢が多くあるときです。
心身に何かしらの症状が出てつらいとき
心と身体になにかしら不調が出ているのであれば、それは最優先で辞めるべきタイミングです。症状が現れるのは心が発する「限界のサイン」だからです。アンケート回答者の中にも、体調を崩して最終的に退職せざるを得なくなった方もいました。
体調を崩してからでは、次の道に進むエネルギーも奪われます。まだ動ける今のうちに自分の人生を取り戻すための行動を始めましょう。
収入が少なく生活が困難なとき
不安定な収入で生活が困難なのであれば、それはやめどきです。働くほど生活が苦しくなるのは、あなたの努力不足ではなく、生保営業の収入の仕組みが原因だからです。
保険の営業にやりがいを感じているのであれば、頑張る価値はあります。もしそうでないなら、時間やお金を削って働いていても頑張りが報われない仕事を続けるのはもったいないです。頑張った分だけ、正当な報酬がもらえる仕事を検討してみましょう。
次にやりたいことが見つかったとき
やりたいことがあるときも、生命保険の営業を辞めるタイミングです。未経験の仕事を始めるなら若いうちのほうがいいからです。年齢を重ねるにつれて、即戦力を求められるため転職の難易度が上がります。
しみ私も30歳で未経験転職をしているので、絶対に無理ではありません。
20代や30代前半であれば、生命保険の営業で培った対人スキルとやりたい仕事への熱意をかけ合わせて異業種への転職も実現できます。みんな今が一番若いです。もし、気になっている業界や職種がある人は、仕事内容やスキルを身につける方法を調べてみましょう。
第二新卒のうちに
第二新卒(新卒入社3年以内)の方は、なるべく早めに行動しましょう。第二新卒は、スキルや実績がなくても、ポテンシャル採用で異業種へチャレンジしやすいからです。
「入社したら3年は働かないといけない」と言われますが、全員に当てはまるわけではありません。合わない環境で働き続けて、第二新卒の特権を失えば、あなたの可能性を狭めることにもつながります。
今の仕事に違和感があるのなら、第二新卒のうちに理想の環境を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
辞めたい!と思ったときが一番のチャンス
辞めたい!と強く思ったときが、一番のやめどきです。生命保険の営業から転職した方々も、辞めたい理由があるから退職しています。
- 子どもとの時間が取りにくい
- 給料が安定する仕事をしたい
- 職場の人間関係に疲弊した
「こんな仕事(会社)辞めてやる!」といった怒りに近い感情があるときが、一番行動できます。



熱くなりすぎて冷静さを失わないように注意です。
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生命保険の営業を辞めたいけど辞められない理由と対処法


生命保険の営業を辞めたいけど辞められない人は多いのではないでしょうか。ここでは、転職に踏み出せない理由と対処法について解説します。
- お客様・上司・同僚へ罪悪感を覚える人は自分の人生を優先する
- ほかで通用するスキルがない人は経験の振り返りをする
- もう少し頑張れる人は、限度を決める
- 新しい仕事ができるか不安な人は自分を知る
- 大企業を辞めるのが惜しい人は優先順位を考える
お客様・上司・同僚へ罪悪感を覚える人は自分の人生を優先する
お客様や会社へ申し訳なくて辞められない人は、自分の人生を最優先に考えましょう。会社やお客様は、あなたの人生を守ってくれないからです。あなたの人生を豊かにできるのはあなた自身です。
- 契約してくれたお客様:「諸事情により」と伝え、最後にお礼を言って後任に引き継ぎする
- 上司や同期:お世話になった感謝を伝え、わかりやすい引き継ぎ、最後まで誠実に仕事をする
「自分がどうしたいのか」を最優先に考えましょう。周囲を思いやれる人こそ、自己中心的かもしれないと思うくらいで、ちょうど良いバランスになります。
ほかで通用するスキルがない人は経験の振り返りをする
「生保の営業での経験は、ほかの仕事に通用しない」と考えている人は、これまでの経験を振り返りましょう。生命保険の営業という過酷な環境を生き抜いた人には、どこでも通用する”ポータブルスキル(汎用的な能力)”があるからです。
- ヒアリング力
- 営業力・数字への意識
- 提案力
- レジリエンス(折れない心)
ほかでも通用するスキルがあるとわかれば、今の環境を離れることが、逃げではなくステップアップに変わります。
もう少し頑張れる人は、限度を決める
今すぐ転職するほどではない人は「ここまでは頑張る」というポイントを決めておきましょう。明確なゴールがあれば、日々の仕事に集中できるからです。
たとえば、
- 3年目までは働く
- 後輩の育成を経験してから
- 自分の営業スタイルを見つけるまで
- 新しいスキルを身につけるまで
節目を見つけて行動するほうが、納得のいく結果が出やすいです。
新しい仕事ができるか不安な人は自分を知る
新しい仕事ができるか不安な人は、日々の業務の中で自分ができることを積み上げて自分を知りましょう。自信がない原因の多くは、実力不足ではなく、自分を理解していないことだからです。次のように小さな気づきをストックしてみてください。
- お客様からの感謝の言葉
- 初めてできたこと
- 得意(苦手)な業務
自分ができることが言語化できれば、新しい仕事へのチャレンジする意欲が湧いてきます。
大企業を辞めるのが惜しい人は優先順位を考える
大企業を辞めるのがもったいない人は、所属することのメリットを考えて、優先順位を決めましょう。大企業で働くことが、あなたの幸せと直結するとは限らないからです。たとえば次の中から、あなたが手放したくないものはどれですか。
- 収入
- 家族との時間
- 世間体
- 職場の人間関係
- 昇進
- 心の穏やかさ
一人ひとり幸せを感じる環境は異なります。大切なのは、他人からの評価がいい場所に身を置くことではなく、自分自身が納得できるかどうかです。
【経験者へ聞いた!】転職で活かせた生命保険の営業のスキル


アンケートで「転職活動で活かせたスキルは何ですか」とお伺いしました※。声が多く上がった順に紹介していきます。※回答は自由記述、キーワードで収集したもの
【1位】相手の心を開いて意図をくみ取るスキル
約85%(33名中28人)の方が、コミュニケーション力に関するスキルを挙げました。相手の心を開いて本音を引き出す力は、どの業界・職種でも高く評価されます。形のない保険の販売は、相手の潜在的なニーズを聴き出し、信頼関係を構築する力が身につきます。
<生保から転職した人の声>



人の話を聴く(聞く)、想いや考えを引き出すスキルは転職先でも活かされています。



会話の組み立てや明るい印象を与える話し方は、面接での自己アピールに活かせました。
深く聴く力、誰とでも打ち解けるスキルがあれば、転職先の人間関係やお客様対応でも困らずにすみます。
【2位】目標達成に向けたプロ意識
約52%(33名中17人)が営業力に関するスキルを挙げました。目標(ノルマ)に向かって行動し、達成した経験は、ほかの仕事でも活かすことができます。目標達成のために次のようなことを、自然と行っているはずです。
- 掲げている目標が適切かチェックする
- 具体的な行動計画に落とし込む
- 過去のアポ獲得率や成約率を出す
- 成約につながりやすい状況を整理する
- 自分のモチベーションをコントロールする
- 営業活動の振り返りをして次に活かす
これらの経験やスキルは、どの仕事においても必要とされます。
<生保から転職した人の声>



前の職場で新人の部でエリア1位になったことや、早期昇格・昇級したことが自己アピールで使えました。



数字への意識や計画性、提案力といったスキルは、面接や自己アピールの場で役立ちました。
【3位】お客様の声をくみとって最適な解決策を提示する提案力
提案力は、約半数の人が転職活動で役立ったと回答しています。保険は形がない商品のため、お客様との信頼関係が重要です。お客様の不安や疑問の声をくみとって、最適な解決策を提案するスキルが身につきます。相手の声、言葉にならない思いをくみとれる力は、営業以外でも役立ちます。
- 営業事務:担当の営業が「なにをしてほしいのか」がわかると、スムーズに仕事が進められる
- クリエイティブ職:クライアントにどのような課題があるのかを把握し、最適な解決策(成果物)を制作できる
- 保険金の支払い査定:電話応対において、お客様が何に困っているのかをくみとって、最適な答えが出せる
<生保から転職した人の声>



営業の難易度の高い無形商材を売る提案力や口頭表現力、ヒヤリング力が活かせました。



相手に合わせた解決策を提示する力を活かせました。
【4位】断られても決して折れないメンタル(レジリエンス)
30%以上の方がメンタルの強さについて回答しました。生命保険の営業のような、断られることが当たり前の環境を生き抜いた経験は、どの仕事でも活かせます。理不尽なクレームを言われても、失敗しても「まぁ、そんな日もあるよね」と開き直ることができる人は強いです。
<生保から転職した人の声>



飛び込み営業で培った「初対面の相手に物怖じせず話す力」のおかげで、さまざまな企業へ足を運ぶことができました。



断られることが当たり前の環境だったため、メンタルの強さを活かせました。
【5位】保険の専門知識と実務スキル
約30%(33名中10人)が保険の専門知識について回答しました。生命保険の営業で身につけた保険の専門知識と実務経験は即戦力となります。とくに個人営業では、保険に詳しくない人へ保険の仕組みや商品についてわかりやすく説明する力が求められます。
<生保から転職した人の声>



法人営業では銀行からの資金調達などの話をしていたので、その知識はかなりアピールになりました。



FPの資格を取得していたおかげで、事務職での採用後もこれはかなり強いスキルだなと思います。
生命保険の営業経験を活かせるおすすめの転職先7選


生命保険の営業経験を活かせるおすすめの転職先7選を紹介します。
- 保険代理店の営業
- 有形商材の営業
- ルート営業・既存顧客への営業
- 保険会社の内勤(支払い査定など)
- 生損保事務
- 営業事務
- Webライター
保険代理店の営業
一つ目は保険代理店の営業です。複合代理店であれば、生損保を問わずさまざまな保険の種類、保険会社の商品を販売できます。
活かせるポイント
- 無形商材の営業経験
- 保険会社での勤務経験
メリット
- 複数の保険会社の商品からおすすめできる
- 幅広い保険の知識が身につく
- 企業代理店の場合、顧客がグループ会社の従業員など、固定されている
デメリット
- 数字のノルマからは逃れられない(会社によって異なる)
- 大手保険会社と比較すると、給与や福利厚生の面で劣る可能性がある
有形商材の営業
有形商材の営業も転職先の候補です。生保営業から転職した方へのアンケートでも、保険以外の商品は圧倒的に数字が取りやすいといった声があがっています。
活かせるポイント
- 無形商材の営業の経験やスキル
- 相手の話を聴いて解決策を提案するヒアリング力や課題解決力
メリット
- 有形と無形商材どちらも経験することで、営業としてスキルアップができる
- 魅力的な商品は売りやすい
デメリット
- 自社商品の勉強から始める必要がある
- お客様と信頼関係を築くといった面は、無形商材よりも重視されない
ルート営業・既存顧客への営業
すでに取引があるお客様への訪問がメインのルート営業、既存顧客へのアフターフォロー中心の営業も転職先の候補です。
活かせるポイント
- 深い信頼関係の構築をした経験
- アフターフォローの経験
メリット
- 生命保険の営業のような、きついノルマや上司からの詰めがなくなる
- 既存顧客への営業のため、飛び込み営業などストレスがかかりやすい手法をしなくて良い
デメリット
- ノルマが完全になくなるわけではない
- 新規開拓のように大幅な売上アップは難しい
保険会社の内勤(支払い査定など)
保険金の支払い査定、支社での営業事務などの保険会社の内勤も転職先の候補です。
活かせるポイント
- 保険料の支払い猶予、入金管理の知識があると、有無責の判断がしやすい
- 契約時の説明と、支払いルールとの間でお客様が感じるギャップを予測して対応できる
メリット
- 内勤がメイン(※面談など外出があるケースも)
- 営業時間があるので、24時間365日対応しないといけないといった状況になりにくい
デメリット
- 人の生死に関わる仕事なので、感情移入しやすい人はきつい
- お金が関わるので、慎重な対応が必要になる


生損保事務
生損保事務は、契約募集、自社の保険契約の保全、更新・変更業務などを行います。保険会社だけでなく、代理店や企業の総務部などで働くケースもあります。
活かせるポイント
- 保険の販売、引き受け経験
- 顧客データ管理、売上などの数字管理
メリット
- 営業時間が決まっているため、夜間・休日出勤が少ない
- ノルマが発生しない(もしくはきつくない)
デメリット
- 代理店などでは、保険を販売する可能性がある
- 乗合代理店の場合、複数社の規定や約款を網羅する必要がある


営業事務
営業事務は、生保営業の経験を活かせる職種のひとつです。
活かせるポイント
- 営業経験があるので、担当営業と意思疎通しやすい
- 数字(ノルマ)への感覚がある。(目標達成への義務感、目標のために前向きに頑張る姿勢)
- 事務処理をしながら電話応対、急を要するお客様対応などマルチタスクのスキルが活かせる
メリット
- ノルマのプレッシャーから離れつつ、現場の感覚を忘れずに仕事ができる
- 事務スキルを身につければ、将来的なキャリアパスが広がる(人事・総務・企画などのバックオフィス系)
デメリット・注意点
- 自分がメインとなって動くというより、営業のサポート役になる。自分の裁量で動けない。
- 担当の営業との相性が合わないときつい
- 基本的な事務スキル(ExcelやWordなど)が必要
Webライター
Webライターは、メディアの記事、コラムなどを執筆する仕事です。
活かせるポイント
- リアルなお客様の悩みや疑問に触れた経験、保険のどこに疑問を持つのか、勘違いしやすいポイントを知っている
- 営業スキルが活かせる(案件獲得のための営業メール、お客様の心が動くワードなど)
メリット
- 在宅ワーク、自由な勤務時間など多様な働き方ができる
- 未経験からでも始めやすい
デメリット・注意点
- 最初は文章の書き方やSEOに関する知識を勉強しなければならない
- フリーや個人事業主の場合、案件獲得には労力がかかる



私も未経験からWebライターとして活動中です。
本気で辞めたいときが、一番のやめどき。生命保険の営業経験は活かせます


辞めどきは本気で辞めたいと思ったときです。辞めたい気持ちが何よりの原動力になるからです。辞めたいけど辞められない、勇気が出ない人は、スキルの再確認をしましょう。生命保険の営業で培った対人力、数字への意識、目標達成のための行動力は、必ず次の仕事に活かせます。
転職のプロに相談すれば、これまでの経験や仕事のやり方からあなたの強みやスキルを引き出してくれます。まずは、転職エージェントに登録して、あなたの強みを引き出してもらいましょう。強みが見つかれば、たとえ転職しなくても「ここの会社じゃなくてもやっていける」といった安心感につながります。
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