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さっぴーん
転職3回の元損サ。損害保険会社の損害サービス(自動車3年、火新1年)に4年在籍。保険代理店、Webデザインスクール、Web担当者を経て、現在では毎日定時上がりの金融事務として勤務。

損保で働く人がなるべく負担をかけずに転職するためのブログ。

Webデザインスクールに通って自信をもてるようになった経験を活かして学びについても発信中。

損害サービス・損サがきついときの対処法5選【損サの経験は活かせる!】

当ページのリンクには広告が含まれています。

次のお悩みを持った方におすすめの記事です。

  • 大量の事故受付、クレーム対応、減らない案件、同じことの繰り返しがきつい
  • このまま働き続けるのが不安
  • 損害サービスでの経験は、ほかの仕事に活かせるのか知りたい

損害サービスはきつい仕事ですが、得られるスキルや経験は、あなたのキャリアに貢献します。

この記事では、損害サービスがきついと感じる原因、具体的な対処法、身についたスキルを活かせる職種まで詳しく解説。

さっぴーん

元損害サービス社員の私が解説します。

きついときの対処法5選

この記事のまとめ

  • 損害サービスはきつい仕事!だけど、働き続けるメリットもある。
  • 転職できないからといって何もしないと、自分の可能性を狭める・転職の難易度が上がるなどのデメリットあり
  • 向いてないと感じる人は、体調を崩す前に勇気をもって一歩踏み出すべき
  • 損害サービスでの経験を活かせる仕事は多くあり、何のスキルもなかった私(筆者)でも転職できた

この記事を読めば、損害サービスでの経験が自信に変わって新たな道を進むための一歩を踏み出せます

『損害サービス=自動車部門』として執筆しています。ご了承ください。

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引用:公式サイト

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目次

損害サービスがきつくて辞めたいと思う理由

損害サービスがきつくて辞めたいと思う原因はいくつかあります。

ひとつずつ見ていきます。

担当する事故件数が多すぎるから

過失案件を100件、200件と担当していると、関係者からの電話が鳴りやまずに一日が終わることも。

常に仕事に追われている感覚があるのではないでしょうか。

落ち着いて仕事ができない環境で「つらい、辞めたいと」感じるのも無理はありません。

毎日怒られて自己否定に陥るから

契約者

担当者の対応が悪い、早くどうにかして!

代理店

うちの契約者が困っているから早く解決してくれないか!

修理工場

早く修理代金を支払ってよ!

損害サービスでは怒られるのは日常茶飯事。

毎日怒られているうちに「ああ、自分って仕事できないな。ダメな人間だ。」と思い込んでしまうことも。

さっぴーん

私も自己否定に陥りました…。

自分の仕事の価値を感じにくいから

損害サービスのは、自分がやっている仕事の価値を感じにくい傾向があります。

お客さまは「保険会社は事故をスムーズに解決して当然」と考えているからです。

感謝されずに働き続けていると、「私は何のためにやってるんだろう」と感じるのも無理ありません。

電話が鳴りやまないから

常に電話に追われている環境も損害サービスがきついと感じる理由です。

事案の解決策を考えたくてもすぐ電話が鳴るので、自分のやりたい仕事ができません。

さっぴーん

電話を置いた瞬間に、別の電話が鳴ることもよくありました。

きついと感じたときの対処法5選

損害サービスがきついときは、以下の方法を試して下さい。

ひとつずつ見ていきます。

自分の気持ちと向き合う

自分の気持ちと向き合うと、これまで気づかなかった意外な特性や強みが見つかります。

嫌なこと・不安なことを書き出してみる

損害サービスで何が具体的に嫌なのか書き出してみましょう。

たとえば

  • 大量の電話対応
  • 顧客からのクレーム
  • 手持ち案件の数にばらつき
  • 曖昧な上司の指示

客観的に眺めると、自力で解決、周りの協力を仰ぐ、転職を検討するなど対策方法が見えてきます。

自己理解ツールを使う

自己理解ツールで、自分を客観的に見るのも効果的です。

仕事に求めるもの、得意とする業務、今まで見えなかった”自分”が明らかになります。

転職エージェントの無料ツール、精度が高い有料ツール、徹底的に深掘りするキャリアコーチングなどです。

さっぴーん

私は、ストレングスファインダーで自分の強みのヒントを得ました。
2,500円くらいで手軽に自己分析ができるのでおすすめです。

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参考記事

理想の働き方を考える

自分の”理想の働き方”を考えてみましょう。

たとえば

  • ストレスが少ない業務
  • あまり人と関わらない仕事
  • 日曜日の夜つらい思いをしない
  • 心のゆとりを持って働ける仕事

自分が大切にしたいことが明確になると、今の職場で改善できる点や、仕事に求める具体的な条件が見えてきます。

参考記事

リラクゼーション法を試す

自宅で簡単にできるリラクゼーション法を紹介します。

呼吸法

  • リラックスしておなかに手を当てる
  • お腹の中にある息を吐きだします(3秒間)
  • お腹が膨らむのを感じながら鼻からゆっくり息を吸います。(3秒間)
  • 口から息を吐きます。(3秒間)
  • 5~10分繰り返す

参照:厚生労働省「若者を支えるメンタルヘルスサイト

漸進性筋弛緩法(ぜんしんてききんきかんほう)

10 秒間力を入れて、そのあと一気に力を抜き 20 秒間脱力を継続させるのが基本動作です。

  • 【肩】デスクに座りながら首をすぼめるように、両肩を上げて10 秒間力を入れる。
    一気に力を抜いて20 秒間脱力。
  • 【手】両腕を前に伸ばしながら親指をまげて握りこぶしをつくって、10 秒間ぐっと力を入れる。
    一気に力を抜き、20 秒間脱力。

参照:厚生労働省「セルフメンタルヘルス

自律訓練法

自律訓練法は、自己暗示によって不安や緊張感を緩和させ、筋肉の弛緩によって自律神経を整えます。

  • 「気持ちが落ち着いている」とイメージする
  • 「両手両足が重たい」と心の中で唱える
  • 「両手両足が温かい」と心の中で唱える
  • 背伸びや屈伸をする

参照:厚生労働省「セルフメンタルヘルス

第三者に相談する

心を許せる相手や専門機関に相談すると、不安や悩みが和らぐでしょう。

信頼できる友人や家族、職場の同僚や先輩に相談する

あなたをよく知っている人に相談してみると、自分で思いつかなかった解決策が見つかる場合があります。

心理カウンセリングやキャリアコーチングなど専門機関を利用する

プロの力を利用して問題を解決するのも良いでしょう。

心理カウンセラーは心の悩み、キャリアコーチは仕事に関する悩みを一緒に解決してくれます。

参考記事

仕事とは別の楽しみを見つける

心が動くものや楽しみを見つけると、仕事のモチベーションにつながります。

好きなものに対するパワーはとても大きく、嫌なことも乗り越えられる力を秘めています

「週末を楽しみにあと○○日だけ耐えよう」、「~~に使うお金のためにもう少し頑張ろう」と思えるはずです。

損害サービスがきつくても働き続けるメリット

損害サービスは、精神的にもきつい仕事と感じている人がほとんどでしょう。

しかし、損害サービスには多くのメリットが存在します。

損サで働き続けるメリット

福利厚生が整っている

損保業界は、他の業界と比べて福利厚生が整っています。

たとえば

  • 有休消化しやすい
  • 産休・育休が取りやすくて復帰しやすい
  • 同世代よりも年収が高め

このような福利厚生を使えるのは、損害サービスに残るメリットの一つです。

慣れ親しんだ人間関係を続けられる

慣れ親しんだ人間関係のまま働ける点も損害サービスで働き続けるメリットです。

仕事内容よりも人間関係の方が大切だと感じる人もいます。

転職した直後は、新しい人間関係を築く必要があるので体力・気力ともに必要になることを頭にいれておきましょう。

専門的なスキルが身につく

損害サービスで働き続ければ、自己成長・スキルアップが見込めます。

保険商品はもちろん、対人折衝スキル、交渉スキル、法律や医療など、幅広い分野の専門知識が身につきます。

損害保険や法律などの専門知識は、将来のキャリアの選択肢を広げるのに役立ってくれるはずです。

問題解決能力が身につく

事故解決が損害サービスのメイン業務です。

交通事故の発生から事故解決の過程で、状況を正確に把握し、迅速かつ適切な判断を下す能力が鍛えられます。

問題解決能力はどのような仕事においても、強力な武器となってくれるでしょう。

損害サービスに向いている人の特徴

私が損害サービスで働いてみて「○○さんはこの仕事向いてるな」と感じる人もいます。

その人たちには以下の特徴があります。

参考記事

精神的に強い

メンタルが強い人は、損害サービスに向いてると思います。

毎日のように怒られる、理不尽なクレームの対応、契約者へ厳しい説明をするなど精神的に負荷がかかる業務が多いからです。

そのようなストレスのかかる場面でも毅然と対応でき、ネガティブな気持ちを持ち帰らずに会社を出たら忘れるくらいの人だと、損害サービスで働き続けられるでしょう。

交渉にやりがいを感じる

損害サービスのメイン業務は、”示談交渉“です。

自分が持っているカードをどのタイミングで出すのか、いかに契約者に有利な示談をするのかなどを考えながら交渉する必要があります。

交渉ごとに楽しさを感じられる人は、損害サービスに向いているでしょう。

仕事だと割り切れる

ストレスのかかる業務でも「仕事だから仕方ない」と割り切れる人は、損害サービス向きです。

会社から帰ってからも、嫌なことを持ち帰ってしまうと心が休まりません。

仕事とプライベートを分けて考えられる人が向いています。

損害サービスに向いていない人の特徴

次に紹介する”損害サービスに向いていない人の特徴”に該当する人は、仕事が合っていない可能性があります。

仕事とプライベートを切り替えるのが苦手な人

仕事とプライベートを分けて考えられない人は、損害サービスには向いていないでしょう。

損害サービスの仕事は、交通事故の当事者の間に入って示談交渉をするので、ストレスを抱えやすいです。

切り替えができないと、帰ってからもネガティブな感情を引きずってつらくなります。

さっぴーん

損サにいたころは、休日も仕事のことが頭から離れず、しんどかったです。

お客さんに言われたことを真に受けてしまう人

事故対応で言われたことを真に受けてしまう人は、損害サービスに向いていないかもしれません。

損害サービスでは、普段の生活では言われないようなひどい言葉を吐かれます。

徐々に「自分が悪いんだ」と責めるようになり、自己嫌悪に陥って自信を失っていくでしょう

電話応対が苦手な(苦手意識がある)人

電話応対に苦手意識がある人は、損害サービスの仕事に慣れるまで苦労するでしょう。

損害サービスでは、相手の顔が見えない状態でミスなく対応することが求められるので、大きなプレッシャーがかかります

徐々にコツを掴める人は良いですが、そうでない人にとっては苦痛な仕事になるはずです。

正直すぎる人

正直すぎる人は、損害サービスには向いていないでしょう。

契約者側が不利になることを相手に伝えてしまう、過失交渉での駆け引きが苦手だと事案がうまく進みません。

結果的に、契約者や相手方に言わないといけない説明ができずに、自分が苦しむことも

無理して損害サービスで働き続けると…

自分の気持ちに反して働き続けると、次のようなデメリットが生じる可能性を頭にいれておいてください。

体調を崩す

損害サービスがきついと感じながら無理に続けると、体調を崩す可能性があります。

顧客からのクレームが多く、専門知識が必要など、ストレスがかかる環境だからです。

長時間労働や、常に忙しく仕事をしていると、心身ともに疲弊してしまうリスクがあります

すでに何かしらの体調不良が出ている場合は、無理せず休息を取り、必要であれば専門家の助けを求めましょう。

転職の難易度が上がる

年齢が上がると、未経験業界・職種への転職は難しくなります。ポテンシャル採用は若手を採用する傾向があり、年齢が上がるにつれて、即戦力となる経験やスキルを求めるようになるからです。

さっぴーん

私の経験からも、30代に入ってからの転職は難しく感じました。

いずれ辞めたいと考えているのであれば、選択肢が狭くなる前に決断する方が良いでしょう。

自分の可能性を狭める

きついと感じながら働き続けると、心に余裕がなくなって何かに挑戦する意欲が低下します

本来持っている能力や才能が埋もれて、自分の可能性を狭めてしまうのは惜しいですよね。

「このままじゃダメな気がする」と感じているのであれば、勇気を出して一歩踏み出すことを検討してみてください。

損害サービスのスキルを活かせる10の転職先

「別の仕事を経験してみても良いかも」と思った人は、損害サービスからの転職先の選択肢を知っておくと良いです。

転職活動をするとき、1から始めるよりも候補が決まっている方が素早く動き出せます。

損害サービスからの転職先10選

  • 生損保事務
  • 銀行事務
  • 証券事務
  • Webライター
  • 来店型の保険代理店
  • コールセンター/カスタマーサポート
  • リスクマネジメント
  • 人事労務管理
  • 総務
  • 営業事務

詳しく解説している記事はこちら

損サで働く人

そもそも損害サービスでスキルなんて身につかないんじゃない?

さっぴーん

損害サービスでは主に6つのスキルが身につきます。

損害サービスで身につくスキルは?

「きつい」を乗り越えて損害サービスから転職したリアルな体験談

私が4年間損害サービスに勤めたあとに、保険代理店事務に転職した体験談を紹介します。

何のスキルもないと思っていた私でも損害サービスを脱出することができたので、「転職なんて無理…」と悩む方もぜひ参考にしてください。

人生のどん底だった損害サービス

もう限界かも…。

損害サービスにいた当時の私は、何度もそう思っていました。

特にきつかったのは、

  • クレーム対応や過失交渉による精神的ストレス
  • いくら頑張っても減らない未払い案件
  • このまま損害サービスで働き続けることへの不安

です。

次第にココロとカラダに変化が…

私のプロフィールでも紹介していますが、

  • 電話を出ようとしたら声がうまく出ない
  • のどに何かがつっかえている感覚がある
  • 朝の通勤電車に飛び込めば怪我して会社行かなくていいんだと考える
  • 家でも会社でも、わけもなく涙が出てくる

と、徐々に自分のココロとカラダに変化が。

このままでは本当にダメになってしまう…。

そう思った私は、初めて転職を真剣に考えるようになりました。

損害サービスから保険代理店の事務へ転職

自動車部門で3年勤めたあと、火災新種の損害サービスへ異動した私。

精神的には落ちついたものの、人と話すのが若干怖くなっていました。

それでも「状況を変えたい」と心に決めていた私は、本格的に転職活動をすることに。

右も左もわからなかった初めての転職活動

私は、何から始めればいいのかわからず、ひとまず転職サイトと転職エージェントだけ登録。

キャリアアドバイザーに助言をもらいながら、履歴書と職務経歴書の作成、求人探し、面接と着々と転職活動を進めました。

保険代理店の事務職として入社を決意

損害サービスでの経験を活かせて、精神的に安定して働ける仕事という理由で保険代理店の事務職として入社を決意しました。

転職後の仕事内容や働き方の変化

損害サービス時代とは異なり、新規契約や契約保全、書類作成などがメインの仕事内容です。

残業時間はあまり変わらなかったものの、精神的に余裕をもって働くことができました。

転職して良かったこと

保険代理店での体験談でもお話ししたとおり、転職した一番の収穫は、心のゆとりを持てるようになったことです。

そのほかにも、

  • 電話で怒られる回数が減った
  • 日曜日の憂鬱さが軽減した
  • 月曜日に有休が取れる
  • 損害サービスでの経験を活かせた

などの理由からあのときに勇気をもって行動し、転職できて良かったと思っています。

心のゆとりを持てるようになった私は、ライフステージを進めるべく、婚活に励んだり、仕事終わりに友人と食事に出かけたり。

損害サービス時代には考えられないほど、前向きに過ごせるようになりました。

損害サービスを辞めるまでの5ステップ

転職活動は、下記の流れで進めるケースが多いです。

STEP
自己分析

仕事への価値観、スキル、経験、強み、弱み、キャリアの目標を明確にします。

自己分析をしなくても転職することはできますが、「後悔のない転職」をするためには、自己分析が必須です。

参考記事

STEP
書類作成

応募に必要な履歴書職務経歴書を作成します。

履歴書は学歴やこれまでの職歴、職務経歴書は具体的な仕事内容、実績、自己PRなどを記載する書類です。

参考記事

STEP
エントリー・書類選考

作成した履歴書・職務経歴書をもとに、求人に応募します。

転職エージェント経由、求人サイトや企業のホームページからの応募がメインです。

参考記事

STEP
面接

転職活動の面接は、2~3回実施される企業が多いです。

志望動機や自己PRなど必ず聞かれる質問がいくつかあるので、スラスラと言えるまで練習します。

参考記事

STEP
退職交渉、有休消化、退職

無事に転職先が決まったあとは、上司と話し合いのもと退職日や有休消化、引き継ぎ期間を決めます。

退職日が決まったら、新規受付の停止などで業務量を調整したり、引継者のために未払い案件を整理したりします。

まとめ

損害サービスは本当にきつい仕事だと思います。

きつくても働き続けるメリットはありますが、自分の可能性を狭める・転職の難易度が上がるなどのデメリットがあることは忘れないでください。

「この仕事に向いてないな」と感じる人は、体調を崩す前に勇気をもって一歩踏み出すべきです。

損害サービスでの経験はほかの仕事でも活かせます

何のスキルもなかった私でも脱出できたので、損害サービスで働いているみなさんならきっと大丈夫です。

はじめての転職の場合はエージェントの利用がおすすめです。

私が使ったのは、転職成功実績No.1のリクルートエージェント

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転職のプロに相談できるのはもちろん、書類添削や自己分析、面接対策などトータルサポートを受けられます。

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この記事を書いた人

転職3回の元損サ。損害保険会社の損害サービス(自動車3年、火新1年)に4年在籍。保険代理店、Webデザインスクール、Web担当者を経て、現在では毎日定時上がりの金融系の事務職として勤務。

損保で働く人がなるべく負担をかけずに転職するためのブログ。

Webデザインスクールに通って、自信をもてるようになった経験を活かして学びについても発信中。

株式会社TealsではHSPについて執筆中です!

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