- また怒鳴られた……
- 受話器を置いた瞬間、別の電話が鳴って仕事がまったく進まない
- このまま一生、事故対応に追われて人生終わるの?
損害サービスの仕事、本当にきついですよね。「自分が悪いんだ」と責めている人も多いのではないでしょうか。でも、損害サービスの仕事をきついと感じるのは、あなたの能力不足が原因ではありません。
この記事では、損害サービスの仕事が激務だと感じる理由と対処法、損害サービスに向いている人・向いていない人を解説します。損害サービスを脱出したあとのキャリアについても紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。この記事を読んで、今のつらい状況から抜け出すための一歩を踏み出しましょう。
損害サービスの仕事がきついときは、好きなモノや信頼できる人に頼って、自分の心と向き合いましょう。辞めたいと感じるのは甘えではなく、自分自身を守るための自然な反応です。損害サービスで身につく、交渉力や対人折衝力、課題解決力はほかの仕事でも役立ちます。損害サービスを脱出したあとにも、保険や銀行などの金融事務、WebライターやWebデザインなどのクリエイティブ職などさまざまな選択肢があります。「この会社以外でも働ける」といった安心材料があるだけで、つらい状況が改善されるはずです。
きついと感じたときの対処法5選

損害サービスがきついときは、次の方法を試してみてください。
まずは自分の気持ちと向き合ってみる
自分と向き合うと、つらさが和らぎます。不満に感じることや得意・苦手なことが明確になり、解決策が見つかるからです。自分と向き合う方法を2つ紹介します。
嫌なこと・不安なことを書き出してみる
損害サービスの仕事で、なにが嫌なのか書き出してみましょう。
たとえば
- 毎日の電話対応
- 顧客からのクレーム
- 仕事が難しすぎる
- 案件の数にばらつきがある
客観的に嫌なことを眺めると、下記のように解決策を考えられます。
- 自力で解決できるのか
- 周りの協力が必要なのか
- 仕事を変えなければならないのか
自己分析ツールの利用
自己分析ツールを利用して客観的に自分を見るのも効果的です。仕事に求めるものはなにか、得意とする業務はなにかなど、これまで見えてこなかった”自分”が明確になります。自己分析ツールには、転職エージェントの無料診断や、有料のツール、キャリアコーチングなどさまざまです。
※有料ツールのひとつ『ストレングスファインダー』は約2,000円でできる本格的な自己分析ツールです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
しみ私もこのツールで自己分析を深めました。自分が知らない特性や強みが言語化されて見えるのでおすすめです。
参考記事
理想の働き方を考える
自分にとって”理想の働き方”を考えてみましょう。
たとえば
- ストレスが少ない業務
- あまり人と関わらない仕事
- 日曜日の夜つらい思いをしない仕事
- 心にゆとりをもてる仕事
自分が大切にしたい価値観がわかると、仕事に求める条件が見えてきます。
参考記事
リラクゼーション法を試す
リラクゼーション法は、すぐにできて効果も感じられるのでおすすめです。
呼吸法


呼吸法は、気軽にできるリラクゼーション法です。
やり方はこちら(タップで開きます)
- リラックスしておなかに手を当てる
- お腹の中にある息を吐きだします(3秒間)
- お腹が膨らむのを感じながら鼻からゆっくり息を吸います。(3秒間)
- 口から息を吐きます。(3秒間)
- 5~10分繰り返す
参照:厚生労働省「若者を支えるメンタルヘルスサイト」
漸進性筋弛緩法(ぜんしんせいきんきかんほう)


10 秒間力を入れて、そのあと一気に力を抜き 20 秒間脱力を継続させるのが基本動作です。
やり方はこちら(タップで開きます)
- 【肩】デスクに座りながら首をすぼめるように、両肩を上げて10 秒間力を入れる。
一気に力を抜いて20 秒間脱力。 - 【手】両腕を前に伸ばしながら親指をまげて握りこぶしをつくって、10 秒間ぐっと力を入れる。
一気に力を抜き、20 秒間脱力。
参照:厚生労働省「セルフメンタルヘルス」
自律訓練法


自律訓練法は、不安や緊張感を緩和させ、自律神経を整える効果があります。
やり方はこちら(タップで開きます)
- 「気持ちが落ち着いている」とイメージする
- 「両手両足が重たい」と心の中で唱える
- 「両手両足が温かい」と心の中で唱える
- 背伸びや屈伸をする
参照:厚生労働省「セルフメンタルヘルス」
第三者に相談する


信頼できる人や専門家に相談すると、不安や悩みが和らぎます。
信頼できる人に相談する
友人や家族、職場の同僚や先輩など信頼できる人に話を聞いてもらうだけで、気持ちがスッキリします。自分では気づかなかった解決策が見つかることも。
専門家に相談する
相談する目的に合った専門家を見つけてみましょう。
- 心理カウンセラー → 心の悩み
- キャリアコーチ → 今後のキャリアの悩み
参考記事


仕事以外の楽しみを見つける
プライベートでの楽しみがあると、仕事のモチベーションがアップします。
- 週末を楽しみにあと1日頑張ろう
- ○○にお金を使うためにもう少し耐えよう
好きなものがあるだけで力がみなぎって、嫌なことも乗り越えられます。
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損害サービスの仕事がきついと感じる原因


損害サービスがきつい原因は次の通りです。
担当する案件が多すぎるから
損害サービスがきついと感じる理由の一つは、担当件数が多すぎることです。一人あたり100件以上もの案件を抱えているのも珍しくありません。電話が鳴りやまず、次々と業務が積み上げられ、自分のペースで進められません。かかってきた電話の対応だけで一日が終わることも。



受話器を置いた瞬間に、別件の電話が鳴ることもよくありました。
毎日怒られて自己否定に陥るから
毎日色んな人から怒られるのも損害サービスがきついと感じる理由です。



担当者の対応が悪い、早くどうにかして!



うちの契約者が困っているから早く解決してくれないか!



早く修理代金を支払ってよ!
自己否定に陥り、少しきつく言われただけでも「自分は仕事ができないダメな人間だ」と、常に自分を責めるようになります。
自分の仕事の価値を感じにくいから
自分の仕事の価値を感じられないことも、損害サービスがきついと感じる原因です。お客さまは「保険会社が事故をスムーズに解決するのは当たり前」と考えています。感謝されることも少なく、毎日怒られてると「何のためにやっているんだろう」と感じてしまうのも無理ありません。
専門知識が必要だから
損害サービスでは、商品知識のほかにも専門知識が必要です。とくに経験が浅い人は、不慣れな中でお客さま対応をしなければならず、きついと感じる人も多いです。損害賠償の知識をはじめ、非弁行為や休車損害、慰謝料、労災保険など幅広い知識が必要です。



どれだけ案件をこなしてもわからないことが次々と出てくる環境は、負担が大きかったです。
損害サービスに向いていない人


損害サービスに向いていない人もいます。自分に当てはまるかチェックしてみてください。
仕事とプライベートを切り替えるのが苦手な人
仕事とプライベートの切り替えが苦手な人は、損害サービスには向いていません。仕事だと割り切れないと、家でも嫌なことを引きずるからです。
たとえば、金曜日の夕方にお客さんからひどく怒られたとします。気持ちの切り替えができないと、楽しいはずの週末も暗い気持ちのままです。
会社を出たら仕事のことは忘れるくらいがちょうどいいです。
仕事中に言われた言葉をすべて吸収してしまう人
事故対応で言われたことを真に受けてしまう人は、損害サービスに向いていません。徐々に「自分が悪いんだ」と責めるようになり、自己否定に陥って自信がなくなっていくからです。
お客さまは保険会社に対して怒りをぶつけています。自分が言われていると思うと、つらくなります。
電話応対が苦手な人
電話応対が苦手な人は、損害サービスには向いていません。下記に当てはまる人は、少なくとも電話応対は得意ではないといえます。
- 相手の言っていることをすぐに理解できない
- 回答するまでに時間がかかる
- 感情的な人や高圧的な人に冷静な対応ができない
- 電話しながら別のこと(メモを取るなど)ができない
苦手な業務がメインの仕事は長続きしません。電話応対以外の仕事も検討したほうが良いでしょう。
正直すぎる人
正直すぎる人は損害サービス向きではありません。交渉はかけ引きが重要だからです。次の人は、損害サービスの仕事がやりにくいと感じます。
- 情報や事実を話すタイミングを考えられない
- 契約者が不利になることも相手方に伝えてしまう
- 相手の気持ちを考えすぎて過失割合などの厳しい説明ができない
細かい文書に拒絶反応を示す人
損害サービスで使用する約款や規定集に拒絶反応を示す人は、損害サービス向きではありません。損害サービスは、ただでさえ電話が鳴りやまなくて忙しい環境です。細かい文書が苦手な人にとって、繁忙の中での有無責判断は精神的な苦痛になります。
参考記事
損害サービスに向いてる人


実際に働いて感じた損害サービスに向いている人を紹介します。
理不尽なクレームにも負けない人
理不尽なクレームや暴言を言われても負けない人が向いてます。損害サービスで、ひどい言葉を言われるのは日常茶飯事です。
たとえば、無理難題な過失割合を要求するお客さまから「あなたの交渉の仕方が悪い」と言われたケース。そのときに「私の交渉が下手だからダメなんだ」「私は何をやってもうまくいかない」と考えると、ひたすら自分を責めることにつながります。
仕事と割り切って、何を言われても気にしないくらいの人が損害サービスに向いてます。
常に冷静でいられる人
常に冷静に対応できる人は、損害サービスに向いています。損害サービスで相手にする人には、感情的な人や高圧的な態度の人が多いからです。保険金が支払いできないものは、ハッキリと「お支払いできません」と言える強さが求められます。勢いに押し負けず、冷静に保険会社としてやるべきことをやれる人が損害サービス向きです。
学ぶ意欲が高い人
常に学ぶ意識がある人は、損害サービスに向いています。保険商品だけではなく、法律の知識、社会保障など周辺知識も求められるからです。
無理して損害サービスで働き続けると…
無理に働き続けるデメリットは次のとおりです。
体調を崩す
無理に働き続けると、いつか体調を崩します。長時間労働や、常に仕事に追われる環境にいると、心身ともに疲弊します。なにかしらの体調不良が出ている場合は休息を取り、必要に応じて専門家の助けを求めてください。
転職の難易度が上がる
年齢が上がると、未経験業界・職種への転職は難しくなります。年齢が上がるにつれて、即戦力が求められるからです。いずれ辞めたいと考えるのであれば、選択肢が狭くなる前に決断しましょう。



私も30代に入ってからの転職は厳しかったです。
自分の可能性を狭める
無理に働き続けると、心に余裕がなくなって新しいことに挑戦する意欲が低下します。本来持っている能力や才能が埋もれて、自分の可能性を狭めます。「このままじゃダメな気がする」と感じているのであれば、一歩だけでも行動に移してみてください。
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損害サービスおすすめの転職先


損害サービスでの経験が活かせる転職先を紹介します。
保険・銀行・証券金融事務
金融事務は、保険事務や銀行事務、証券事務などをさします。損害サービスで身についた下記スキルを活かせます。
- 繰り返し同じ処理を行う
- 数字を扱う正確な事務処理(1円単位での計算など)
- 学び続ける力
- 電話応対力
金融事務は、損害サービスでの経験も活かしやすいのでおすすめの転職先の一つです。
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来店型の保険代理店やカスタマーサポートなどの保険販売
対面での接客や電話応対が苦にならない人は、保険販売で商品知識や電話応対のスキルを活かせます。実際の事故対応をした経験があるので、お客さまへ説得力をもってご案内できるのが強みです。
- 実際に事故に遭った人が苦労していたこと
- あって良かった補償
- 事故発生時の保険会社の対応
お客さまが保険会社の事故対応や保険が役立つ場面をイメージできます。
WebライターやWebデザインなどのクリエイティブ職
損害サービスからの転職先の候補として、WebライターやWebデザインなどのクリエイティブ職があります。YouTubeやスクールで学べて、未経験からでもスキルを身につけやすいからです。次の損害サービスでの経験が活かせます。
- 保険商品の知識
- 事故対応の経験
- お客さま対応の経験
顧客の生の声や疑問点を理解した経験は、読者が求めるコンテンツを制作する上で役立ちます。
Webマーケティング
Webマーケティングは、WebサイトやSNSなどで集客し、商品やサービスが売れる仕組みをつくる仕事です。未経験者OKの求人があったり、スクールで学べたりするので挑戦しやすい職種です。



損害サービスでのお客さま対応の経験が、ユーザーのニーズ把握で活かせます。
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損害サービスがきつくても働き続けるメリット


きつくても損害サービスで働き続けるメリットは以下のとおりです。
福利厚生が整った会社で働ける
損保業界は、他の業界と比べて福利厚生が整っています。
たとえば
- 有休消化しやすい
- 産休・育休が取りやすくて復帰しやすい
- 同世代よりも高年収傾向
仕事内容よりも、働きやすさを優先する人にとってはメリットでしょう。
新しい人間関係を築かなくて良い
損害サービスに残れば、馴染みのある人間関係のままでいられます。新しい人間関係は、体力・気力ともに消耗します。



仕事内容と、馴染みのある人間関係のどちらをとるのか比較してみましょう。
専門的なスキルが身につく
専門的なスキルが身につくことも損害サービスで働き続けるメリットです。商品知識だけではなく、対人折衝力、交渉力、法律などの専門知識が身につきます。損害サービスで身についたスキルは、あなたのキャリアの選択肢を広げてくれます。
問題解決能力が身につく
問題解決力が身につくのも、損害サービスで働き続けるメリットです。示談交渉の仕事では、問題を解決するための下記スキルが身につきます。
- 状況を把握する力
- 問題点を分析する力
- 適切な解決策を見つける力
- 想定外のことに対応する力
問題解決能力はどの仕事においてもアピールできるスキルです。
損害サービスがすべてではない!損サの経験はほかの仕事にも活かせます
損害サービスはきつい仕事です。きつくても働き続けるメリットはありますが、心と身体を壊すまで会社に居続ける必要はありません。損害サービスで培った交渉力や課題解決力は、ほかの仕事にも活かせるからです。
無理に働き続けて、本当に心と身体を壊してしまったら、次の道に進む気力さえ奪われてしまいます。だからこそ今のうちに「いざとなったら、ほかの会社にも行ける」と知っておくことが大切です。そのためにまずは、自分の経験やスキルのたな卸しをして、条件が合いそうな求人を眺めておきましょう。
「どんな仕事が合うのかまったくわからない」という人は、自己分析ツールを使いましょう。ミイダスは、一人ひとりの特性に合った職種を診断できるツールです。どのような仕事でストレスを感じやすいのかを診断できます。(参照:コンピテンシー診断とは)



なんのスキルもなかった私でも脱出できたので、損害サービスで働いているみなさんならきっと大丈夫です!応援しています!
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